- 泰山
- 中村タイルのこと
泰山タイル オフィシャルサイト作ります!!
突然ですがご報告させてください
泰山タイルのオフィシャルサイトを制作することとなりました〜
パチパチ
もちろんオフィシャルサイトと銘打つだけあって
制作総指揮は
泰山製陶所のルーツである
池田泰佑先生❣️
スペシャルサンクスに
泰山タイル愛好家である
柏原卓之さん
運営 僕ら
でお届けする運びとなりました
そもそも、なんで五十年も前に亡くなってしまった泰山タイルのオフィシャルサイトを作るのか
誰の為に、なんの目的があって
どーしたいのか?
そんな質問が殺到する前に
お答えさせてください
僕がこのサイトを必要だと考えた一番の理由は、目的といってもいいのかな
タイルの価値向上にある
自分の軸はここに在る
良い意味で泰山タイルが持っているチカラを借りたいんだ
その為には、今の日本におけるタイルの現在地を少し説明する必要がある
僕がタイルの世界に入ったのは約三十年前で、所謂バブル崩壊直後だった
その時のタイル業界は、まだノリノリで
職人さん達は七桁の月給と
タイル職人としてのプライドと
選びたい放題の仕事量に
バブル崩壊の大波が押し寄せることに気がつくはずもなく
この世の春を謳歌していた
そこから一年も経たない間に
崩れ始めた建築業界と共に
タイルの価値は下降の一途を辿る
本来の付加価値の高さが相まって
一旦、崩れ始めた価値はとどまるところを知らず
腐海の谷へと堕ちていった
多くの若さ職人さん達が業界から離脱し
多くの生産工場が廃業を迫られ
多くの仲間達を失い
タイルとしての価値も
タイル屋としての自信も信用も
見失ってしまった
残された者たちは
ただひたすらに効率化と
取捨選択を迫られ
生きる為だけに必死になって
もがき続けた三十年だったと思う
みんな生き残る事に必死だった
そこから少し時は過ぎて
長く厳しい冬が明け
ようやく春の兆しが見えて隠れてする今日に
生き延びたものの宿命として
荒廃したタイル業界に
もう一度、泰山タイルが咲き誇った
あの頃の、本来タイルが持つ魅力と価値を取り戻すために
そして、なによりも
タイル業界に身を置く全ての人が
幸せに暮らせる環境を作るために
種子を蒔くところから始めたい
そう泰山タイルはベンチマークなんだ
僕らは今、泰山という山の頂きを目指して歩き出したばかり
急がす、慌てず、争わず
丁寧に、コツコツと、根気よく
今を生きる人の心の中に
タイルで彩りを育みたい
そして、未来に向けて
タイルそのモノを残すのではなく
そのタイルに込められた想いを
つまり思想や理念、それが
人々の間に語り継がれる事で
そのモノやカタチが失われても
記憶のなかに残り続けていく
それが文化を繋ぐ事だと思う
北緯30度22分17秒
東経128度04分00秒
鹿児島の坊岬沖に沈む戦艦大和を
自費で捜索し執念の末に見つけ出した
角川春樹は、その引き上げ費用が
400〜500億とも言われ
引き上げ計画を断念、しかし
そのあと、彼のとった行動は
戦艦大和の映画を作り
人々の記憶の中に戦艦大和の物語を残し続けた
主題歌はもちろん
長渕剛
close your eyes
人は肉体が亡びても
人の記憶にある限り
生き続けることができる
泰山タイルもまた
建物と共に失われていく運命に在るが
池田泰山が残した思想や理念は
時を超えて人々の中に受け継がれていく
それこそが文化を繋ぐって事だと思うんだ
今の時代の手段を用いて
誰しもが、その文化における正しい情報にアクセスできる術を作っていきます
泰山タイルオフィシャルサイトプロジェクト
出発進行