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タイルを無料で提供しております!!えっ
タダほど怖いものはない
昔、うちのオヤジがよく言っておりました
僕は両親ともに自営業(パーマ屋)だったので、商売人の家に生まれ育ったこともあって
よくそんな話を聴かされました
今はどうでしょうか
私たちはインターネットが普及した現在、タダでサービスを受けることに抵抗がなくなったと感じています
インターネット上でのサービスは表向きは基本無料なのですが、それと引き換えに私たちは何を相手に提供しているのでしょうか
個人情報、可処分時間、自分の趣味嗜好や考え方などがビックデータの基に集められリコメンドされた情報となって洪水のように襲ってくる毎日に少し疲れていませんか
#怪しい宗教やスピリチュアルじゃないよww
すいません(汗・・
思いっきり話が脱線しましたが、無料で何かを提供されることに抵抗を感じる方が少なくなってきているなと感じている今日この頃です
先日、当社のイベントで
【第2回ガレージセール】を行いました
事前にフェイスブックのイベントページから申し込みいただき参加していただく段取りにしておりました
ほぼクローズドなイベントにも拘わらず申込で45名 参加者20組(2人一組多数)だったので40名程度が集まって頂けました
今回は2か月前に告知しスタッフも5名揃えて対応に挑みました
準備したタイルは約30パレット分1000ケースを越えるタイルを用意
前回の3倍の量を準備してお客様を迎え撃ったわけですが・・・
流石に今回は量が多すぎたのと床タイルが中心だったのか半分ぐらいは残ってしまいました
でも参加して頂いたお客様ほぼ全員が積載量ギリギリまでタイルを積んで帰って頂きました
なかには奈良から往復して取りに来ていただいたツワモノも!!
#ありがたいですね
ここで少しカラクリを
なぜ、これだけのタイルを無料で提供できるのかをご説明させてください
来場されてお客様から『せめて100円でも参加料とってもらえれば安心できなの』にって言われましたw
なにか売りつけられるんじゃないかと冷や冷やしていたらしいです
私たちは年間4~5万㎡のタイルを建築現場で施工しております
現在は建物ごとにデザインと拘りがつまっており、
『なんでもええから適当に貼っといて』
『タイル屋さんに任せておくからええように仕上げといて』
という昭和40年~60年代のようなオーダーはございません
一部屋づつ違うタイルを少量づつ使います
タイルはその素材の特性上、割れたり欠けたり失敗したりします・・・
そこであらかじめその分のロスを見越して発注するのですが
そのロス分のタイルが余ってきちゃうんですね
#失敗しなかった職人さんありがとう
そんなタイル達が役目を終えて現場から帰ってきます(大漁に
#大きな声では言えませんが小さな声では聞こえませんので言っちゃいますが
今まではそんなタイルをほとんど棄てちゃっていました
#廃棄ロス
一年間の処分費はなんと、アメリカの電気モーターで走る車が変えるぐらい
#安い方ね テ〇ラ3ぐらい
なんともモッタイナイ話です
まだまだたくさん使えるタイルがあるんですが・・・
すべて少量で1000種類を越える品番の管理はとても大変なので効率化、合理化という名のもとに
処分という手っ取り早くスッキリ出来る簡単な方法を選択しておりました
でもね
やっぱり、まだ使えるタイルを捨てちゃだめだよね
だってタイル屋だもの
#マイトさんリスペクトです
ということでメルカリなどで再販したり
調子乗って自社サイトを作ってみたり
https://nakamuratile.shop/
DIYイベントでタイルの新しい使い方を探ってみたり
なんとか捨てずに済む方法を考えて行動してきました
そして 今 思いついたのが
取りに来てくれる方に限定で無料で差し上げよう!!
だったのです
ここで大事なのは、無料でもらってくれる方々の取り分が、きちんと設計出来ているかってこと
なんでも無料の時代に(言い過ぎやろ)提供する側の下心が、きちんと見えているかってことが大切なんだと思うんだよね
僕たちの下心 3つあります
1)タイルの処分代を浮かしたい(ここが一番大事)
2)あわよくばECサイトでお買い物してもらいたい(2番目に大事)
3)貰ったタイルでこんな素敵な使い方をしたよって宣伝してもらいたい(1番と2番の間ぐらい大事)
嘘偽りない事実です(汗・・・
あと・・一つあったわ
【タイルの文化を紡いでいきたい】
『タイルの文化ってなんやねん』って思った貴方!!
そーなんです
タイルの文化ってなんなんでしょうね
ええええええええ
#言ってる本人が明確に言語化できてないんかい
文化=無駄を楽しむこと
文化=商売と密接に絡み合っていること
文化=その時代の人々に愛されていること
今のタイルはどうでしょうか
商売とは密接に絡み合ってはいるが
そして今の時代の人々にも愛されているが
一切の無駄を排除し効率化と合理化を強引に推し進めた結果
無駄とよばれる余白の部分の楽しみが無くなった気がします
#キャンプで出来上がった料理を提供されるようなモノ
#火をおこしてみんなで野菜切るのが楽しいんじゃねみたいな
これから先のタイルの文化は
一般の方々が参加する余白を創ることだと考えているんだよね
だから、タダで貰ったタイルを眺めてどうやってこれを使おうかと考えて
あーでもない、こーでもないと試行錯誤してやってみる
割ってしまっても
失敗しても
上手く貼れなくても
それでいい
自分で考えて自分で行動して
その結果を自分で引き受ける
そんなタイルの楽しみを
これから先に創っていきたい
そー考えております
僕は今、インスタをはじめとする色んなSNSを展開しておりますが
ここが、やっぱり一番いいな
好きなことを好きなように書いて今の自分の頭の中を整理出来るので
相変わらずの不定期な掲載になりますが
これからも良かったらお付き合いいただければ幸いです
こんな僕を応援してやろうって方がいらっしゃいましたら
イベントに来てくれたり
ECサイトでタイルを買ってくれたら
子犬のように喜びます
しっかりと宣伝もさせてもらったので
今日はこの辺で
最後まで読んでくれて
ありがと