- 昭和レトロタイル
昭和レトロタイル最前線
今、ひそかにブームがきてるレトロタイル
皆さまはレトロタイルって聞くと、どんなタイルを思い浮かべられますか?
10センチぐらいの白い無機質なタイル
マジョリカといわれる複雑な模様と色とりどりの釉薬からなる美しい美術タイル
小さな小さなモザイクタイル
一口にレトロっていっても、自分の想い出や体験に紐づいているイメージが主となるために、人それぞれのレトロタイルが存在すると思うのですが
今日、ご紹介させていただくレトロタイルは、皆さまの想い出やノスタルジーは全く関係ない場所で使われていた、そんなタイルです
プールタイルって何?
この綺麗な花柄のタイルたち、なんとなくノスタルジックな雰囲気が漂い、いい感じなんですが・・・
実はこのタイル、アメリカ西海岸を中心とした別荘地のプールの壁に使われていたタイルなのです
製造していたのは、日本を代表する岐阜県多治見市笠原町、モザイクタイルの一大産地であり、現在も日本をはじめ、海外にもタイルを供給している地域でつくっていた、そんなタイル
いわゆる輸出向けと呼ばれる商品で国内には流通しておらず、日本ではほとんど使用されていないし現在では生産中止で非常にレアな存在
僕も最近までお恥ずかしながら、その存在を認識しておらず・・・
なんかきれいなタイルがあるねってぐらいの感覚だったんだけど、たまたま手にしたプールタイルをウチのタイルショップで販売してみたら、ものすごい反響が!!
これはと思い、インスタで紹介してみたら、今までに無いトテツモイナイ反響を頂きました
昭和レトロブームの恩恵?
これはナンアンダって正直思ってるワケでして、そこまでタイルファンやタイルファンのみならずの心を射止めてしまう、このレトロタイルについて僕は深く興味を持ったわけで
兎に角いまは、市場に在るタイルを買いまくる
そして手を加えて再販しながら、お客様と対話を深め、この魅力について自分なりの解釈を深めていきたいと考えております
僕たちの目的はコモディティ化してしまったタイルの価値向上にあって、そのために今は希少価値という考え方や扱い方を学んでおく必要があるんだよね
昭和レトロタイル しばらくドップりとハマってみたいと思います
現場からは以上です
5月から昭和レトロタイルを使ったワークショップを開催します
ご興味ある方はお楽しみに