- 泰山
ブランドって・・なに?
皆様はブランドっていうと何をイメージされますか?
エルメスやルイヴィトンのようなハイブランド
ロレックスやライカのような歴史やストーリーのある機密製品
ソニーやアップルのような独創性と存在感がある工業製品メーカー
人それぞれに自分のなかでブランドはあると思うのですが
そもそもブランドって【何?】
ブランド(銘柄、英: brand)とは、ある財・サービスを、他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。当該財サービス(それらに関してのあらゆる情報発信点を含む)と消費者の接触点(タッチポイントまたはコンタクトポイント)で接する当該財サービスのあらゆる角度からの情報と、それらを伝達するメディア特性、消費者の経験、意思思想なども加味され、結果として消費者の中で当該財サービスに対して出来上がるイメージ総体。
Wikipedia引用
全くよくわからんですよね
広辞苑第五版によれば,ブランドとは, 「(焼印の意)商標。 銘柄,特に名の通った商品。」
これだと、ユニクロもダイソーも吉野家の牛丼もブランドなの??って感じだよね
僕が毎日聞いているvoicyで久々野智 小哲津(くくのち こてつ)さんの”コテツのブランディングと商売の話”ではこんな風にブランドについて語っておられる
ブラントとはファンがいる存在
なるほど!たしかに素晴らしい言語化だ
でも、こんな疑問も生じてしまう
近所のパン屋さんにも、顔も知らないハンドメイドの作家さんにもファンがいて
では、その方々もブランドなのか??
その答えについては、彼はこんな風に解説している
ブランドとは、『それじゃなきゃダメだ!』と他に替えが効かない熱いファンがいる存在
それがブランドなんだと
どれだけ売れてようと、どれだけ名前が知られていようと、どれだけ高級品でも
替えが効く存在はブランドとは呼ばないと定義づけている
この論理に当てはめてみると確かに・・・
ランボルギーニやエルメスには、他では代替えできない熱いファンがいる
ウルスやバーキンが数年待ちなので、レクサスやプラダで妥協しようかとはならないし
ロレックスやアップルのファンは、安くて高性能ですぐに手に入るからという理由では
他のプロダクトに乗り換えることはしない
そこに存在する価値観は確かに”それじゃなきゃダメだ”なんだよね
ブランドをつくる
なぜ?こんなハナシを僕がしているかっていうと、実は僕たち・・・ブランドを立ち上げようと考えている
ここまで読んでくれているチョー感度の高いタイル好きな貴方なら、すでにピンときているとは思うけど、そーです
【仮称 令和・泰山タイル】
泰山タイルって?という方は下記のアドレスからオフィシャルホームページがあるので覗いてみてね
https://taizantile.com/
日本のタイル業界のレガシーであり、美術タイルというカテゴリーを打ち立て、時代に爪痕を残した偉大なタイルブランドだ
今の日本にさ、ブランドって呼ばれるタイルってあるっけ?
このタイルじゃなきゃダメだって言われるぐらいのさ
熱いファンのいるタイルブランドが・・・
あったら教えてください
僕が不勉強なだけなのかもしれないから
ハナシを戻して
泰山タイルとの衝撃的な出会いから早二年が過ぎた
この二年間の僕たちは、一枚のタイルをきっかけに、人に出会い、学び、そして運命を感じた
人によっては、たった二年でなにが・・と思う方もいるかもしれないが、僕は三十年タイル屋をやっている
三十年間、タイルの世界で生きてきた人間が“そのタイルを感じる二年間”とは、
それは三十年と二年なんだよ
#きっと伝わってないですよね
そこでようやく僕たちは、このレガシーを受け継いで次世代へと紡いでいく決意と覚悟を決めた
ただ、僕たちは大阪の小さなタイル屋でしかなくて、今までブランドはおろか自社製品のタイル1枚つくったことがない
そんな僕たちが、果たして先人たちが築き上げた偉大なレガシーである【泰山タイル】の意思を受け継ぐブランドを創ることが出来るのか?
今でも多くのファンがいる【泰山タイル】を最大限にリスペクトし、オマージュでも復刻でもない、社会に必要とされて尚且つ未来へと繋がる『其のタイルじゃなきゃダメだ』って言われる存在を僕たちは本気で創ろうとしている
こんな面白いことに人生賭けないで、他に賭けるものが何処にあろうか
タイルじゃなきゃダメなんだ
泰山製陶所の創業者であり泰山タイルをつくった池田泰山は、かつて設計者との協議のなかで
『ここは泰山じゃない、他のタイルにしなさい』・・そして、『ここは泰山じゃないとダメだ』と言い切れる思想と美学をもって打合せに臨んでいた
なぜタイルを使うべきなのか?
なぜ泰山タイルじゃなきゃダメなのか?
今この時代に、池田泰山の思想と美学を学び体現していくことこそが
未来のタイルを切り開く道しるべとなるはずだ
僕たちは、その絶対的な解を論理的に言語化し、情熱的に語り、感情を揺さぶるようなクリエイティブで日本のドメスティックタイルを復活させるブランドを創る
タイルそのモノの価値を向上させることで、そこに携わるすべての人々が幸せに暮らせる未来
それこそが、このプロジェクトのパーパスだ
タイルでしあわせを
タイルでしあわせを
こんなことを真面目に大声で言っている大人は貴方のまわりにいますか?
僕もまだ、このブログを書いている時点ではホンマに出来るんかいなって思ってるよ
でもね、言霊って言葉があって、自分で発した言葉が自分をつくり未来をつくる
タイルでしあわせを
このパーパスを基に日本のタイルが復活の狼煙を上げる
今の日本のタイルは、これまでの三十年という歳月をかけてじっくりと傷んできたんだよ
だからこそ、今から三十年かけてこれまたじっくりと再建していくんだ
そのスタートの時代(元号)に生まれたタイルブランドだからこそ
【令和・泰山】と呼びたいんだよ
今でも正式に元号があるのは日本だけでしょ!
つづく