• 中村タイルのこと

ベトナムに行ってきた VOL.1

日曜日から水曜日までの三日間でベトナムに行ってきた

思えば海外に出たのも久しぶりで

前回に行ったグアムからもう7年も経っていた

僕はほとんど海外旅行したことがないので東南アジアは初めての経験

今回は仕事で来たんだけど、とても良い経験をさせてもらった

ベトナムという国の事もあまり知らずに思い浮かべる事と言えば

昔見た映画の印象と最近よく聞く技能実習生の話題ぐらい

出発前日までスケジュールがパンパンで何時に空港待ち合わせかも前日に調べる始末

特に準備もいらないし、ザックに着替えとカメラだけ詰めてパスポートだけは忘れずに

まぁ仕事だしと、そんなに楽しみも期待もしてなかったんだけど

ハノイ空港に到着してからの熱気にビックリする始末

先ずは人の多さに度肝抜かれる

ベトナムでは一人を見送りに十人ついてくるそうで、見送りとお迎えの人でごった返す

いろんな国からの到着が重なったようで、大成建設が建てた立派な空港はカオスとなっていた

空港を一歩でると暑さ自体は関西とそんなに変わりはない感じだけど、空港からハノイに向かう道路での渋滞やバイクの多さが異世界観

縦横無人に暴れ回るスクーターと誰彼ともなく鳴らしまくるクラクションの騒音こそが、まさにこの国の活力なのだ

平均時速40キロという空気感がこの国の秩序

ハノイの街に入ると目を引くのが高層ビルとマンションの数

30階以上の建物がほとんどで地震による災害がない事を物語ってる

それと対象的に歩道はほとんどが崩壊していてメンテナンスという意識はなく観光客以外は誰も歩いていない

歩道は荒れ放題

街は高層ビル群とフランス統治時代の煉瓦造りの建物が混在していて幹線道路を隔てて一筋なかに入り込むと

そこには迷路のような路地裏にベトナムの人々の生活が垣間見れる

人口一億人

バイクは二億台ww

国の平均年齢31歳はまさに

エネルギーの坩堝でありパワーだ

街を散歩していて感じることは

散髪屋さんとネイルサロンとバイク屋さんがあちこちにある

みんなカメラ向けるのピースサイン!!

どこもそれなりに客がいて

男性はみんなキッチリ刈り上げでこまめに散髪してる感じ

女性は一様に細くてスタイルが良くて若い(綺麗だ

子供たちはとても素直で明るく人懐こい(かわいい

路地裏の子供たち
サッカーが若者たちの希望

親日なのがすごく伝わってくる感じが心地よい

たまたま迷い込んだ路地裏でタイルを貼ってる職人さんを見つけて写真を撮らせてもらいながら話をしてみた

ベトナム語は一ミリも話せてないけど通じるものがあるみたい

こんな時に役に立つのがカメラで、写真撮るよってジェスチャーすると笑顔で応えてくれるのが素敵だな

シンチャオって言葉を覚えたよ

ここで、今回の旅のミッションのご紹介

僕の仕事の本業でもあるタイル工事は職人さんに工事現場でタイルを貼ってもらうのが仕事なんだけど

今現在はタイル職人さんが激減中

高齢化とともに引退していく大先輩に対して次世代を担う若手がなかなか育っていない

ウチに勤めてくれる職人さんも平均年齢五十歳で二十代は二人しかいないのです

しかも繁忙期には仕事量に対して職人さんの数が全然足りておらず、いつも工期内にタイルを貼るのに四苦八苦

特に今年の1〜3月は大変苦労したこともあって、その対策として技能実習生を迎え入れることを決断しました

技能実習生制度ってあまりご存知ない人がほとんどだと思うので簡単に説明すると

海外から日本に職種別の技術習得にやってくる感じ

滞在期間が決まっていて最長5年で実習期間が終了すれば母国に帰るシステムとなっているのが建前で

実習生は出稼ぎに雇う側は労働力の確保がお互いの利害関係となっている

現在の日本では移民を受け入れていないので、実質的にこれからの人材不足を補う対策としてもう十数年前から行われている

日本にいる実習生の約六割を占めるのが今回やってきたベトナムの人なんだ

僕の知り合いのタイル屋さんでも既にたくさんの実習生が働いている

僕は今回ベトナムに二人の実習生を見つけに来たんだ

日本に行くための実習生の學校にて

つづく

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