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目地という魔法 其2

やっかいはモノに手を出してしまった

目地のはなし・・・

目地についての説明はすでに、あちらこちらで素敵なブログがあるではないか

タイルのEC販売の雄”タイルライフ”さんが目地について、とてもわかりやすい内容をブログにまとめておられます

基本的なことを知りたい方は ↓ を読んでみてね
#これさえ読んでりゃ十分よ(笑

では、僕は何を書こうか 何を書かないか 誰のために 何を書くのか??

その答えは出ないまま、徒然なるままに進むブログです

宜しければお付き合いください

色のはなし・・

白と黒だけじゃない・・・その、あいだにある世界

この数年、SNSで暮らしているとさ、白だとか黒だとか・・・二項対立で巻き起こる論破合戦と罵りあいなんかみてると、ホント嫌になるよね

だからX(ツイッター)は基本的には告知しか使ってないんだけど、最近面白そーな人とつながったので投稿を再開してみた
#なんのハナシや・・・

ハナシ戻して!

このブログを読んでくれている感度とリテラシーの高い貴方なら既にご存知の通りで

世の中、そんな簡単なものじゃなくて、白でもなく黒でもない、トップでもボトムでもない、ニューヨークでもロサンゼルスでもない、そのあいだに在るだだっ広い世界こそが本質なんだ
#中庸を制したものが勝利をつかむよね

目地もそーで、タイルの個性を引き立たせ美しく魅せるのは”グレー”だったりします
#色と形にもよるやろ

タイルの目地は基本的な色として、白・灰色・濃灰・黒の4色が基本

これは内装・外装問わず一般的によく使われているスタンダード

でも、目地に少し色を加えることでタイルの雰囲気がグッと変化することもある

最近流行りのカラー目地も、実は大正の終わりから昭和の初めにかけて始まった美術タイルにもつかわれたりして・・・・

この時代はたぶん白セメントに色粉混ぜて調合していたと思うけど

最近だと目地セメントに樹脂を混ぜて更にラメが入っていたりと・・・

目地もかなり変化している

タイルを引き立たせる為の目地から、全体の雰囲気を底上げする目地へと役割もかわりつつあります

幅と深さがタイルの見せ方を変える

日本のタイルはレンガを基準はじまった・・・のかな
#知らんけど

この写真、左側がレンガ積みで右側がタイル張りなんです

レンガは積んでいくのでモルタルがレンガの表面まで溢れてきます

写真のレンガ積みは、わざとラフに仕上げて雰囲気出してる感じ


本来はそれを鏝で切って面をそろえて仕上げていきます

写真右側に写ってる、目地を押さえる鏝を目地鏝とよびます

そのままやね


一方タイルは接着剤で張りつけるので後で目地を詰めていく作業手順となるため、目地の深さを自由に変えることが出来ます

タイルの深さの半分以上の目地を詰めるのが本来のルールなのですが、右側の写真のように、わざと深くして陰影をだしたり、左側の写真のようにタイル表面いっぱいまでに詰めて平面的な意匠を表現にしたりと様々な魅せ方がタイルはできちゃう

僕らタイル屋番頭の仕事は、どこに?どんなタイルを?どんな感じで魅せたいか?で、工法から仕上げまでの細部に至るまでを、お客様のイメージや考え方や好みを基に、自分の経験や過去の実績から最適解を導く仕事をしている

そのなかで目地の色を決めるのは実は結構重要なコトだったりするんだよね

最初に目地はグレーでええんとちゃうかって言ったけど

間違いではないけど、正解でもない

そんな世界が目地なんだ


白がいい感じの時もあるしね(笑

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